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FREE BIRD

第46章 疲れてる

…誠side…

「その件は前にも言ったじゃないかっ!
なんでこっちの要望と違うんだっ」


この怒鳴り声は裕司だ。


新しい店舗の内装がかなり遅れている。


僕達は手探り状態だから、全てが順調と言うわけにはいかない。


「誠、ジャムの方の値段交渉は順調か?」


イラついた裕司が僕に振ってきた。


「あっ、ああなんとかなりそうだ」


いや、本当はなかなか折り合いが合わない。


だけど今は裕司にこれ以上の苛立ちを増やすわけにはいかない。


なんとかしなくちゃ…


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