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FREE BIRD

第47章 癒やし、癒やされ・1

「ねえ、本当にお腹空いたと思わない?」


僕の隣にちょこんと座った美穂さんはさっきとは違う表情でホテルの食事メニューを開いた。


「そうだね、なんか食べよう」


僕は脱がされた下半身のままじゃ間抜けだからシャツを脱いでガウンを羽織った。


「私、ピザにするわ。誠さんは?」


メニューを広げて僕に見せた。


別になんでも良かった。


だけど体力付けたいな…僕はまだ美穂さんを抱いていない。


一押しメニューに鰻があった。


僕は迷わずそれにした。


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