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FREE BIRD

第49章 辛くなる別れ

バスルームから出てくると、グースカと言う言葉がピッタリな無防備な姿でまだ寝ている。


流石に起こさなきゃと身体を揺すったが全くだ。


誠さんの顔を覗き込むと、なんだが愛おしくなって鼻先にキスをした。


鼻がむず痒かったのか指でポリポリと掻いた。


ふふ、面白い。


今度は唇に軽くキスしてみた。


するとちょっと微笑んだように見えた。


「誠さん?起きてるの?」


「うーん…今、起きる…ちょっと待って…」


待てないわ。








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