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FREE BIRD

第50章 遅いよ

こんな雪の顔久しぶりだ。


今、雪を抱けば長年のレスは解消だ。


だけど…もう僕は雪を抱く気にはなれなかった。


「寝るよ」


僕は雪から逃げ立ち上がった。


「おやすみ」


雪に背を向け部屋に戻る。


「おやすみっ」


雪が強い口調で返した。

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