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FREE BIRD

第50章 遅いよ

雪がこんなに近いのは久しぶりだ。


「健太、ちょっと反抗期になってきたね」


「そうだな」


「子供ってあっと言う間に大きくなって寂しいわ」


雪は僕の肩に凭れてきた。


僕がチラリと雪を見たら上目遣いで誘っている目だ。






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