テキストサイズ

FREE BIRD

第54章 刺さった棘

『誠さん、息子さん無事で安心しました。

連絡待ってました。ホント無事で良かったです。

凹んだ事?お仕事かしら?頑張ってね!』


ちょっと取り込み中の仕事だったし、凹んだ事はてっきり仕事の事かと思い込み、手短に打ち返した。


私は仕事に戻る。


誠さんから連絡があった安堵とは別に複雑な想いを抱いていた。


私の知らない誠さんの家族。


頭の中では承知していたが、こうゆう事があると現実化され、胸に突き刺さる。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ