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私も誠さんも家族がいる。


守るべき家族がいるんだ。


間違ってる。


私間違ってるよ。


好きだけじゃ駄目なんだ。


私達は背負うものがある。



家族という大切な人がお互いいるんだ。


大人だからこそ気持ちのまま突き進むワケにはいかないんだ。


大人の責任…結婚という責任…


これ以上歩み寄れない現実。




その時、プシューッとバスのドアが開いた。


ステップを上がり暖かいバスに乗り込んだ。