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FREE BIRD

第57章 会えば愛しい人

契約書の書類など細々とした用を済ませ、終わったのは20時を回っていた。


「どうだね、立川君これから一杯いかないか?なかなか粒ぞろいの店があるんだが」


ハゲ親父がエロハゲ親父の顔をした。


「そりゃ、いいですね!が、申し訳ないです。妻が風邪で寝込んでるんで、またの日にお誘い下さい」


僕はこんな所でも平気で嘘をつく。


嘘も方便とはこういう事なんだな。


ハゲ親父となんとか別れ、僕は急いで事務所を出た。


急がなくちゃ!




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