テキストサイズ

FREE BIRD

第57章 会えば愛しい人

「ごめん、ごめんね!本当申し訳ない」


「ううん、仕事だから仕方ないよ」


私は全く怒ってないのに必死で謝る誠さん。

こんな所も好きだった。


「いらっしゃいませ」


マスターが水を持ってきて注文を取りにきた。


「ああ、特製ブレンドお願いします。あ、後ナポリタンいいですか?お腹空いちゃって…美穂さんは?夕飯…」


「まだ…」


「ごめんね、待っててくれたんだね。何食べる?お詫びにご馳走するから!」


そう言ってメニューを見せた。


「じゃあ、ビーフシチューにしようかな…」


「オッケー、マスター、ビーフシチューもお願いしましす」


「かしこまりました。ごゆっくり…」


マスターはニッコリ笑って注文を取ってくれた。







ストーリーメニュー

TOPTOPへ