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FREE BIRD

第57章 会えば愛しい人

食後のコーヒーを楽しみながらひと息つくと、誠さんと一緒にいる事だけで心が安らいだ。


「美穂さん、お土産あるよ」


誠さんは洒落たリボンが掛かった箱をくれた。


「ボディクリームなんだ。なかなか好みの香り…次はゆっくり時間作るから…付けてきて…」



「ありがとう…」


素直に心が喜ぶ。


嬉しくて箱を抱きしめた。


間違ってる…頭では分かっているのに私の心はまだこんなにも誠さんが好きで好きで…


進の事を切り出せなかった。











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