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FREE BIRD

第59章 一滴残らず

誠さんが動き出す。


私の中がもっともっとと、あなたを欲しがり蜜を流す。


離さない…離したくないと私の中があなたを締めつけた。


私とあなたの全ての体液が混ざり合い、滑りながらも濡れた身体を必死で抱きしめ合う。


吐息がひとつになり、昇り始める。


愛を下さい…


あなたの愛を


残りなく


一滴残らず私に注いで…


最後のひと雫をも…


ああっ…私達はキツく抱きしめ合い、同時に頂点への扉を開けた。








私は泣いていた。


昇天しながら泣いていた…
















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