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FREE BIRD

第60章 言わせない、聞きたくない

…誠side…

「美穂さん…」

果てた後、いつものようにキスをすると美穂さんの涙の雫が頬を伝うのに気づき、僕は慌てて指で拭った。

「痛かった?」


「ううん、凄く良かった。幸せ過ぎて…」


美穂さんはまた僕に抱きついてきた。


僕も美穂さんが愛しくて抱きしめた。


汗でしっとりと濡れた肌がひんやりとした。


風邪をひいてはいけない。


「お風呂入ろう」


僕は起き上がり、バスルームに湯を張りに行った。





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