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FREE BIRD

第61章 別れの通達

イヤだよ!


僕は美穂さんが必要なんだ。


たとえ、一緒にいる時間がほんの僅かでも、僕にとっては一番安らぐ時間だった。


美穂さんが笑ってくれるから、優しく言葉をくれるから、
僕にこたえてくれるから、僕は頑張れるんだ。


生きていけるんだ。


イヤだ、イヤだ、イヤだ!


その晩は駄々っ子の子供のように荒れ狂っていた。



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