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FREE BIRD

第64章 さよならは愛してるで

…美穂side…

ガタゴト揺れる電車の中私は唇を噛み締め流れる景色を眺めていた。


誠さんの手のぬくもりが今も残る。


たとえ、間違っていた恋だとしても


愛してるの言葉は最初で最後の私達の真実の心だった。


終わりだ。


夢の時間はもう終わり。


目を覚まし、現実に向き合わなくては…



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