テキストサイズ

FREE BIRD

第64章 さよならは愛してるで

「大丈夫ですか?」


しゃがみ込み泣き崩れていた私に、心配そうに声を掛けてくれた老女。


「大丈夫です。すみません」


私が立ち上がると老女は皺だらけの手で私の背中をさすってくれた。


そのあたたかさは余計私の胸を締め付け涙が止まらなかった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ