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FREE BIRD

第66章 友達

大丈夫。


大丈夫…


きっと知世が…


きっと時が…


私を癒してくれるだろう。


今はまだ心の居場所がないけれど、

まだ恋しくて、泣くだろうけど、


急に会いたくなるだろうけど…


私は生きてゆく。


この想いを胸に秘め…この場所で…


「さあ、店開けようか」


「そうね、時間だわ」


開いたシャッターから、眩しいくらいの太陽と流れるような雲が見えた。


私はここにいるよ…誠さん


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