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FREE BIRD

第68章 妻として

「美穂が居るから安心してこの子産めるわ」


陳列棚の埃をダスターで吹きながら知世は微笑んだ。


ようやく落ち着いた知世とご主人の遅く出来た初めての子供。

私も叔母気分で楽しみにしてる。


「任せて、私はあなたの右腕よ」


私は力瘤を見せるようジェスチャーし、満遍の笑みを見せた。


私は独りでもやっていけそうだ。


ここで、知世とやっていく。


知世の子育てを眺めながら…


恋や愛などもう縁遠く感じる今日この頃


それもいいだろう。

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