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FREE BIRD

第68章 妻として

大体私、あんなに人を熱く思えるバイタリティがないだろう。


恋愛スイッチはすっかり錆びれてオフモードだ。


鏡に映る自分はすっかり若さというものがなかった。


「いいの、いいの!今は知世の赤ちゃんだけが楽しみなんだから」


私は彼女のお腹を撫でニッと笑った。


知世は嬉しそうな心配そうな微妙な表情だった。


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