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FREE BIRD

第2章 2006年真夏

「雪、寝るからな」


「おやすみ」


磨り硝子の向こうから返事が返ってきた。


トイレを済ませ自分の部屋に戻った。


たった三畳半程度の窓のない僕の…僕だけの部屋。


僕はここのシングルベッドに眠る。


エアコンのタイマーをセットし、僕は横たわった。

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