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FREE BIRD

第75章 わかっていたよ

二人の微笑ましい姿を尻目に俺は三つの豆を選びブレンドした。


少し甘い香りを出そう。


もうあの二人には苦味は要らない。


しかし深みは必要だ。



俺が豆を挽いていると、二階から階段を降りる音がした。


息子だ。




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