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FREE BIRD

第76章 エピローグ

…誠side…

彼女はベッドで静かに息をしていた。


もうこうしてベッドでの生活になってから二年経つ。


あの奇跡の再会からどれぐらい時が過ぎただろう。


美穂の髪は白く、瞼も落ち、頬は色はなく、数多くの皺は彼女の年齢を隠しようもない程刻まれている。


それでも僕は彼女の傍らに居れる事を心から神に感謝する。


残り少ないだろう二人の時間をただこうして穏やかに過ごすのは幸せだ。

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