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淫乱学園

第4章 化学

化学の先生は、シルバーで細いフレームの眼鏡をかけた山岡先生。スラッと長身で白衣がすごくよく似合う!
授業が始まり、ビーカーに入った液体を加熱し、化学反応をみる授業。教科書と照らし合わせながら確認して、ノートに記入するんだけど…。

コツコツコツ…。

「小山さん?教科書はどうしましたか?」

「すいません。忘れてしまいました。」

「忘れたのなら、授業開始前に一言申し出てくださいね?教科書忘れた罰として、放課後みんなのノートを回収して化学準備室に届けてください。」

「はぁーい。」

キーンコーンカーンコーン♪

こうして、化学の授業は終了した。

あっと言う間に放課後‥‥。
みんなのノートを回収して化学準備室へ‥‥

トントン…

「はい、どうぞ。」

「先生?ノートを届けに来ました。」

「ご苦労様!ありがとう。」

ふんわり柔らかい笑顔でお礼を言われるとちょっと、ドキドキ!
頬が紅くなるのがわかった。

「小山さん?紅茶でも、一杯飲んでいきますか?なんだか頬が紅いですよ?休んでいかれてはどうでしょう???」

「あ・ありがとうございます!いただきます!!」

「お砂糖とミルクは入れますか?」

「り・両方とも、お願いします♪」

「クスッ。ちょっと、待っててくださいね。」

緊張でどもりがちに答える私に笑顔を残して給湯室へ入っていった。

媚薬を入れられるとも知らない私は、椅子に腰かけて、辺りをキョロキョロ見渡しながら先生を待った。

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