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君のクラスで1時間

第2章 私の呼び名は『ひなこ』

「…頭の中も『ひな』だって言ってんだよ。ひなこ。」



言ってくれるじゃん?
健人くん?!

ちょっと期待しちゃった私がバカなんだけどさぁ。



プレミア級の美男子に
『可愛い』
なんて言われたら
普通に勘違いしたくなるっつーの!!


瞬殺だったけどね。



私は唇をとんがらせて、すねた表情で問題を解き進めた。



「くーち、とんがってるよ?飽きない顔するよな?」


「…余計なお世話です。」


「余計な世話?既に世話させられてるんだけど?」



そうでした。
ごめんなさい。

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