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君のクラスで1時間

第3章 ご褒美合戦

出て行く後ろ姿をボーっと見送った。


きっちり一時間。
全く持って腹立たしい!!



「いっつも上から目線だし!!何がお疲れーだよ!!寝てた癖に!!」



文句を言いつつ帰り支度をしていると、トントンとノックの音が聞こえた。
パッと見るとドアに肘をついて健人が立っていた。



「聞こえてるし。悪口は聞こえないところで言うものだろ?それに、寝てただけじゃない。ちゃんとチェックしただろ?」


「そう…ですね。」



苦笑いをすると、私を目を細めて見てから帰って行った。
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