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妖艶怪

第18章 第18章


足がしびれて
岩みたいに動かねぇ。
最悪だ…
レイが中に連れていかれた。

意識も朦朧とする。

何やってんだ、俺。
タコ野郎は
話ができる奴だと思った。
間違ってたんだ。


しばらくすると
奥からレイの悲鳴がする。


レイ…!

叫んだつもりが
掠れたちっさい声しか出ない。

嫌がるレイの声。
まさか侵されてんじゃ…!

俺は全力で
匍匐(ほふく)前進した。
足がびっくりするくらい重いし
頭がぼぅっとして
亀とかカタツムリ並みの
遅さだった。


れ…、い…!

歯を食いしばって進む。

レイの声は
明らかに喘いでいる。
やめろ!やめろ!やめろ!!!!

タコ野郎に
触らせてたまるか!!!!
クソっ!

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