妖艶怪
第4章 第4章
1ヶ月前に彼女と別れて
そこから何も起きてない
21歳の男が
可愛いこに話かけられて
嬉しくないわけがない。
しかも道案内。
案内するしかなくね?!
焦げ茶色の巻き毛が
ふわふわ揺れてて
薄いピンクのカーディガン。
スカートに薄手のタイツ。
茶色のブーツ。
俺こーゆータイプ好きらしい。
しかも
お礼がしたいって。
あたしをあげる???
俺の理性ぶっ飛ばす気か?!
最初から
そのつもりだったのかと
疑ってかかった。
まぁそれでもいいけど。
でも顔を見たら
そんなことどうでも良くなった。
こいつを抱きたい。
それしかなかった。