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妖艶怪

第6章 第六章



どうやって
此処から出よう??

いくら人食い妖怪の俊敏さでも
裸で家に帰るのは無理!
早くしないと
オクターが起きる。
ケータイもないし…


とりあえず
アタシはオクターのベッドの
シーツを抜きとり、
体に巻いた。
頑張って全力で家に帰ろう。

ゆっくりと部屋のドアを開け
外に出た。

今日は一段と月が赤い。
青い月は沈みかけてる。
ってことは人間界は朝か…

巨大なカラスが
家の上を飛んでいった。

アタシは走り出した。

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