妖艶怪
第6章 第六章
ん…
目を開けると
知らない場所…
あ、オクターの家だ。
うえ…口ん中生臭っっ!!
お腹が減った。
人間食べたい
起き上がろうとすると
ぬるぬるした触手に阻まれる。
手首や足首、太ももには
触手に締め付けられた痕が。
人食い妖怪の治癒力でも
まだ治らないって…
気持ち悪い。
一刻も早く出たい。
寝ているオクターを
起こさないように
触手をどけて
服を探すけど
アタシの服はない。
そっか…脱がされたの
アタシの部屋。
って!
オクターは
どうやってアタシを此処に?!
もう想像もしたくない。
きっと触手でぐるぐるに…