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妖艶怪

第13章 第13章


そうですか…

レイは人間じゃなく妖怪で
婚約者がいる。
そして今そいつといる。

「それでね、
婚約者って言っても
あの子は絶対
愛してないのよ…」

「でもきっとレイはレイなりに
決意してオクターの所へ
行ったんじゃないのか」

オクター…
オクターっていうのか。

「それは何回も
話したじゃない。
アタシがあんな顔したし
きっとオクターと結婚する以外
道はないって思ってるのよ!
アタシだって
デビルフィッシャー族は
怖いけど
あの子の幸せが一番よ」

「でも彼の方が早く死ぬんだぞ?!」

どうやら夫婦で話が
まだまとまってなかったらしい。

俺は考えを巡らせた。


あっあの俺の方が早く死ぬ?

「あぁ…僕たちは
最低300年生きる。」

300年??!

「アタシは95歳よ」

えっ?!

「僕は100歳だ」

全く見えね~!!!!

れっレイは?!

「あの子は現役の19歳よ♪」

はぁ…よかった。現役って?

「アタシたちの一族は
20歳くらいまでは
人間と同じように成長するの。
でもそこから20年くらい
20歳~23歳の体よ」

「でも年をとるスピードは
だんだん早くなる。
だけど300年くらいは生きる」

レイはあと20年くらい
あの体なのか。
少し複雑だ。

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