妖艶怪
第13章 第13章
「ごめんなさいね、
急に来ちゃって」
い、いえ…
「ミラ、困ってるわよ~」
そう言うお母さんの姿は
かなりレイに似ていた。
クスっw
驚いてこっちを見る二人。
レイに似てるなって思って。
「やっぱり?」
にっこりとした笑顔の
美しさにちょっとくらっとする。
「今日は…その本当の所を
言いに来たの」
するとお父さんが口を開いた。
「落ち着いて聴いて欲しい。
レイは…人間ではないんだ」
はっ??!!
人間ぢゃないってナニ??!
「ミラ!そこから??」
「そこを言わなかったら
意味がないだろ」
「そうだけど~…
つまりそのアタシたちも
人間じゃなくて……」
じゃなくて…?
「妖怪なの」
よ…?
妖怪?
??????
「困ってるわよ~」
「落ち着けよレーナ。
まぁ当たり前の反応だよ」
妖怪って妖怪??
ゲゲゲの鬼○郎とか
ぬら○ひょんとか一反○めんの
あの妖怪???
「それでこの前、
アタシたちの住む妖界に
帰ってきたの」
ようかい?
「妖怪の住む世界、妖界だよ」
あぁそっちか。
お父さんの説明で納得する。
「それで今婚約者といるわ」
婚約者???!
「あの子に本当に
何も言わないで来たのね」
色んなことが一気に
襲ってきて対応できない
あ、あの一つだけ
聞いていいですか??
「何個でもどうぞ♪」
どうしてお二人は
俺のことを??
「調べたのよ~
最初は帰ってくるの
待ってたんだけど…
相手が誰なのか
とても気になったから」