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妖艶怪

第15章 第15章

俺はレイの両親に言われ
血の匂いのするバラの
陰で気配を消そうと
努力しながら隠れていた。

ホントにこれで
バレねぇのかなぁ…
不安になりながら
俺なりに気配を
消してみる。

するとドアが開いて
上半身裸の青い肌をした
男が出てきた。
たっタコだ!
俺はビビって
声を出さないように
自分の口を塞ぎながら
観察した。
なんだあのタコ足…
気持ちわりぃな…

ってか!
あいつがレイの
婚、約者…

嘘だろー…
俺泣きたい
本気で泣きたい
あんな奴とレイは…


ふわっ


自分の体が浮く。
??!

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