テキストサイズ

気がついたら。

第5章 ライフ。


『おはようのチュウだよ。』

ニコッと笑うコウ。

ーー「っっっっ。」

『照れるなよw僕まで照れる』

ぎゅうっ

そういってコウは私を力一杯抱きしめてくれた。

『いつまでもこうやってたいんだけど、僕、仕事なんだ。

ゆっくり寝てまっててね。』

コウがそっと私から離れると同時に眠気が襲ってきた。

コウの手には細く、先端が銀色に輝いている物が握られていた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ