異能者の望むもの
第7章 能力対抗戦 2日目
「ね? だから一緒に見ようよ!」
はぁ~。
俺は心のなかで盛大にため息をついた。
「わかりました。一緒に見ます……」
「やったね!」
周りを見渡せば喜んでる先輩。落ち込んでる要…。どういう状況だ。これ…。要に至ってはなんか独り言言ってるし……。なになに? 『また魅力を知ったやつが増えてしまった?』『ライバルが増える?』なんの話だ……。
ライバルって能力対抗戦のことか? 増える前にもともと決められたメンバーしかいないんだから増える増えない関係なくね?
要がよくわかんねぇ。
てか……
「先輩もなんでこんなのと一緒に見たいのかよくわかりませんね」
敬語で言うつもりなかったのに無意識のうちに敬語になっていた。なれって怖いな。
「漆君は自分を過小評価しすぎだよ」
「え? 僕、今声に出してましたか?」
「うん! おもいっきり」
まじかよ……。
「はい。とりあえず移動しますよ。そろそろ始まりますし」
今まで要の代わりに空気と化していた副会長こと魅島先輩が纏めてくれた。
はぁ、朝からテンション下がったわ……。
『これから能力対抗戦午前パート個人戦を始めまッス!!! 皆さん準備はいいですか~??』
『おっけーーです!!!!!』
『はい!! 皆さんの準備も終わったとのことなので! 始めましょう!! 能力対抗戦午前パート個人戦! 開始ーーー!!!!』
どっかの馬鹿な司会の声と観客の声が俺の頭のなかで五月蝿く響いていた……。
なにはともあれ能力対抗戦2日目が始まったらしい……。
はぁ~。
俺は心のなかで盛大にため息をついた。
「わかりました。一緒に見ます……」
「やったね!」
周りを見渡せば喜んでる先輩。落ち込んでる要…。どういう状況だ。これ…。要に至ってはなんか独り言言ってるし……。なになに? 『また魅力を知ったやつが増えてしまった?』『ライバルが増える?』なんの話だ……。
ライバルって能力対抗戦のことか? 増える前にもともと決められたメンバーしかいないんだから増える増えない関係なくね?
要がよくわかんねぇ。
てか……
「先輩もなんでこんなのと一緒に見たいのかよくわかりませんね」
敬語で言うつもりなかったのに無意識のうちに敬語になっていた。なれって怖いな。
「漆君は自分を過小評価しすぎだよ」
「え? 僕、今声に出してましたか?」
「うん! おもいっきり」
まじかよ……。
「はい。とりあえず移動しますよ。そろそろ始まりますし」
今まで要の代わりに空気と化していた副会長こと魅島先輩が纏めてくれた。
はぁ、朝からテンション下がったわ……。
『これから能力対抗戦午前パート個人戦を始めまッス!!! 皆さん準備はいいですか~??』
『おっけーーです!!!!!』
『はい!! 皆さんの準備も終わったとのことなので! 始めましょう!! 能力対抗戦午前パート個人戦! 開始ーーー!!!!』
どっかの馬鹿な司会の声と観客の声が俺の頭のなかで五月蝿く響いていた……。
なにはともあれ能力対抗戦2日目が始まったらしい……。