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いつまでも

第5章 狂いだした歯車

「どう?おいしい?」

「…うん。ウマいよ、コレ」

彼女の作った料理は、何のお世辞もなしに、ウマかった。

腹が減っていたせいもあって、ガツガツ食べた。

「すごい食べっぷりww」

「すげー腹減っててさ。しかし、ウマい」

「翔くんの食べ方、すきだなぁ…」

上目遣いの視線を感じたので横目で見る。

目が合った。

彼女が顔を赤らめてそらす。

俺もご飯に集中する。


ご飯を食べきると、しばらく嵐のDVD鑑賞をした。

ふたりで嵐の曲に合わせて歌った。

結構盛り上がって来て、お酒も少し入って、気分がよくなってきた。

時計を見ると、日付が変わっていた。

帰る雰囲気を醸し出しつつも、帰る気は全くなかった。

彼女との距離が自然と近くなる。

床についている手が触れた。

目が合う。

今度はそらさない。

「キス…していい?」

理性がぶっ飛んだ。

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