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いつまでも

第7章 もう一度

今日は、VSの収録。

楽屋に行くと、いた。

「おっす」

「うぃーす」

ゲームの画面をずっと見ているにの。

「にの、ありがとな、色々」

「何のことすか?」

「あ、いや……やっぱり何でもない」

にのは自分なりに、知らない振りしたいんだと思って、追求するのをやめた。

「俺さ、もう一度彼女に伝えることにした」

「そうですか。今度こそ、ですよ、翔ちゃん」

「おう!」

今夜俺は、二度目の勝負にでる。

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