Sakuraba in WonderLand
第3章 おち、おち、落ちたぁぁぁぁぁぁぁぁ?
さ、散歩散歩ー♪
「あ、花…。」
そういえばまさきくんと初めて会った時も花があった気が…。
んで、俺が転んでさ(笑)
まさきくんが『だいじょーぶ?』って言ってくれたんだよなー。
あの時俺、泣かなかったのがすげぇよ(笑)
花をみつめながらそんなことを思ってた。
「もう、まさきくん俺のことなんて忘れちゃったのかな…。」
花を手にとってみる。
するとその時、
「うぉっ!?」
なんか、
穴に落ちちゃった。
********
なにこれ!?
めっちゃ落ちてね?(笑)
てか、穴深っ!?
どこまで落ちんだよ!
あ、なんか光がみえる?
ドサッ
「ん…?どこ、ここ…。」
俺が落ちた場所は…。
なにここ。
おとぎの国みたい(笑)
お菓子の家みたいなのあるし。
花とか草とか現実の世界にあるものとは違う。
本当にどこ?
『いらっしゃーいっ☆』
座ってる俺の前に
黒い影が現れた。
やけにハイテンションなやつだなぁ…。
『案内係?てか、うん。
案内係だねっ(笑)』
なに?
『案内係のー、あいばま…』
急に今までペチャクチャ一人で話してたやつが
黙るから、
なんだろう?
と思って顔をあげてみた。
『しょ、しょ、しょ、
しょうちゃんっ!?』
「ま、ま、まさきくん!?」
うそ。
信じられない。