テキストサイズ

女の失恋、男の後悔。

第4章 最後の言葉

瑠美「やっぱり相手の前からいなくなったら涙溢れちゃうよねー。てか最後になに言い残したの?」

桜「んとね、『あなたに出会えて あなたを好きになって 本当によかった。新しい彼女さんとお幸せに。さようなら。』
って言い残してカフェから出ていったの」

瑠美「桜なんかすごいねwあたし絶対そんなすぐに幸せになってねとか言えないよー苦笑」

葵「私も言えないし思えないなぁ」

桜「私も正直に言うと半分はホントに思ってるけど半分は『零緒が幸せならそれでいい』なんて思えてないよ。でも幸せになってほしい気持ちも嘘じゃない」

葵「そっか、でもやっぱり私には無理だな。そうは思えないや」


瑠美「ってかもうこんな時間じゃん」

桜「あっホントだ」

葵「そろそろ帰んなきゃだね」

桜「だねー。じゃっそろそろ行こっか」

瑠美「うん」



――会計後

瑠美「じゃああたしよるとこあるから」

葵「あたしも」

桜「うん、じゃあねー」



桜「はぁー…久しぶりに楽しかったなぁ…。私も帰らなきゃ」



帰宅途中――


零緒「…桜?」

桜「え?あっ…零緒…。偶然…だね。」

零緒「嗚呼…。」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ