お金の関係
第13章 自分で
充「詩織、俺今日、先生に呼ばれてるか
ら白石が迎えに来たら先に帰ってろ」
詩織「…うん」
放課後
自分を待ってないで
先に帰るように言われた詩織
先生に用事を頼まれ放課後、残るだけで
別に詩織を
避けているワケではないが
二人の距離は少しずつ、でも確実に
広がっていた
詩織「…」
女子「ちょっと待って」
詩織「…!?」
女子「あんたに話しあるんだけど…」
詩織「…何ですか…あっ!?」
女子「いいから来な」
詩織「いっ…痛いっ…離して!!」
女子「…」
何かと
充に付きまとっていた勘違い女
最近、姿を見ないと
安心していたが
その間に彼女は詩織を充から引き離す
ある計画を立てていた
それは…
詩織「はっ…離して…」
女子「おとなしくしろって!!」
詩織「痛た…っ…!?」
女子①「…」
女子②「…」
詩織「…なっ、何っ」
彼女に腕を掴まれ
無理やり連れて来られた場所は
校舎脇にあり普段からあまり使われてい
ない
女子トイレだった
女子「充の女だかなんだか知らないけど
私達は容赦しないからね」
詩織「…」