お金の関係
第2章 突然の悲劇
執事「充様、少しよろしいですか?」
充「…すぐ行く」
詩織「はっ…はぁ…助かった…」
充「…」
執事に呼ばれ
何事もなかったように部屋から出て行っ
た充
助けてもらった身だか
この隙に屋敷から逃げ出そうと試みる
詩織だったが…
詩織「何で…何で開かないの!?」
ドアに鍵がかけられたのか
残念ながら部屋から逃げ出す事は出来ず
ここは屋敷の二階
いくらなんでも
窓から飛び降り逃げ出す事も
出来なかった
詩織「開けっ!!開…!?」
メイド「失礼します」
詩織「あっ…」
突然
ドアが開き
一人のメイドが入って来た
かわいい容姿のメイドだったが無表情で
冷たい雰囲気漂う
メイドだった
メイド「詩織様ですね」
詩織「…はい」
メイド「私、詩織様のお世話をさせてい
ただくメイドです、よろしくお願いしま
す」
詩織「私のお世話ってどういう事?」
メイド「そのままの意味です」
詩織「そのままって…」
メイド「充様が戻るまでに詩織様をお風
呂に入れるよう頼まれていますので、ど
うぞ」
詩織「…」