お金の関係
第2章 突然の悲劇
充「今日も疲れた…」
詩織「…私先に」
充「上がるなよ、まだ入ったばかりだろ
う」
詩織「…はい」
上がろうとしたが
充に引き止められ風呂場に留まった詩織
しかし
広い大浴場とはいえ
詩織と充の距離はかなり近く
少し手を伸ばせば触れ合えるほどに近い
距離だった
詩織「…あの」
充「?」
詩織「どうして…助けてくれたんですか
私の事…」
充「…それは」
詩織「だって…初対面ですよね?」
充「…」
詩織「それなのに…もちろん借りたお金
はちゃんと返します、時間はかかるけど
ちゃんと…」
充「…覚えてないんだな…やっぱり」
詩織「えっ?」
充「上がれ」
詩織「えっ…だって…」
充「命令だ、今すぐ上がれ」
詩織「…はい」
気分屋なのか
急に不機嫌になった充
仕方なく風呂から上がり用意されていた
バスローブに着替え
元居た場所
充の部屋に戻った詩織
しかし
詩織はそこで
ある初体験をするのだった