お金の関係
第18章 好き
充「…ごめん」
詩織「充さん?」
充「…俺…自分の気持ち伝えてフラれる
のが傷つくのが怖かったんだ…だから…
だからお金で縛った…俺から逃げられな
いように…」
詩織「でもそのおかげで私は助かりまし
た、それに充さんを好きになれた」
充「…」
詩織「ありがとうございます」
充「…別に…別にお礼を言われるような
事はしてないよ…俺はただ…」
詩織「ただ?」
充「初恋の大好きな女の子を助けたかっ
ただけ」
詩織「初恋って…えっ?あっ何!?」
充「暴れるな」
突然
抱き抱えられ
ベッドまで運ばれた詩織
起き上がる間もなく充に押し倒されてし
まった
詩織「あっ…あの…充さん?」
充「さっ、告白タイムは終わった事だし
久しぶりにやりますか」
詩織「…やるって」
充「セックス」
詩織「あっ…でも…」
ベッドに運ばれた時点で
充とセックスをする事は予想していたが
どうしても
どうしても今は
セックスするワケにはいかなかった
何故なら…
詩織「…」
充「詩織?」
詩織「…今日は…ダメなんです…」