
お金の関係
第23章 対等
高校卒業後
詩織は充と結婚した
まだ若いという意見もあったが
短い期間ながら色々な経験をした二人に
これ以上の時間は
必要なかった
詩織「どうですか?」
白石「まずい」
詩織「でも私、白石さんのレシピ通りに
ちゃんと作りましたよ?」
白石「でもまずいです、作り直してくだ
さい」
詩織「…はいっ」
結婚後
詩織は色々頑張った
掃除、洗濯はメイドがしてくれたが
せめて炊事、ご飯だけは妻である自分が
やるべきだと
だけど…
詩織「痛っ…」
白石「包丁を使う時は猫の手って何度も
言いましたよね」
詩織「…すいません」
白石「ここはもう結構ですから詩織様は
部屋に戻ってください」
詩織「…はいっ」
