
お金の関係
第23章 対等
詩織「ごちそうさまでした」
充「ごちそうさま」
白石「…」
充「白石、今日はもう休むからそのつも
りで頼む」
白石「かしこまりました」
詩織「…」
『今日はもう休む』
その言葉の裏には
今日は誰にも会う気はない、取り次ぐな
そういう意味が込められている
充「詩織、部屋に戻るぞ」
詩織「えっ?あっはいっ!!」
充「…」
詩織「…」
ドキドキしながら
充と一緒に部屋に戻った詩織
この先の展開を想像しドキドキする詩織
この後にする事を考え不安な充
不安な二人…
充「…」
詩織「…あ!!」
充「詩織、寂しかったよ…」
詩織「充さん…」
部屋に入るなり
詩織を強く抱きしめた充
久しぶりに触れ合えたのが嬉しくて
されるがまま
充に身を委ねる詩織
だけど…
充「詩織も寂しかった?」
詩織「私も…私も寂しかった…」
充「本当に?」
詩織「本当に…」
充「だから彼と会ったの?」
詩織「!?」
