お金の関係
第6章 デート
詩織「…いなくなっちゃった」
白石「詩織様?」
詩織「あっ…実はさっきお父さん…父に
似た人を見かけたんです、でも見失っち
ゃって…」
白石「詩織様」
詩織「はい」
白石「詩織様はご自分の立場がまだよく
わかってないご様子で…」
詩織「…どういう意味ですか」
白石「詩織様、あなたは父親に捨てられ
た身です、そんなあなたを救ってくたの
は充様です」
詩織「…わかってます」
白石「でしたら今後、ご自身の行動には
十分気をつけてください、詩織様の行動
は詩織様だけではなく充様にも関係ある
事ですから」
詩織「…はい」
何気ない行動
偶然にも父に似た人を見かけ
本人かもと後を追いかけただけだったが
その何気ない行動が
後々、充に迷惑をかける事になるなんて
白石に言われるまで詩織は全く
気づかなかった
白石「充様が車でお待ちですので、戻り
ましょう」
詩織「…はい」