テキストサイズ

お金の関係

第7章 優しさ



充「んん…あれっ…詩織?」

詩織「…」

充「眠れないのか?」

詩織「…充さん」



あれから
父に似た人を見かけた日から
早いもので、もう数日が過ぎていた
しかし時が経てば経つほど後悔が強くな
るばかりで…

何故
白石を振り切ってまで
男性を追いかけなかったのかと…



詩織「…」

充「詩織、何かあったのか…」

詩織「何かって?」

充「もし何か悩んでるなら俺に話してみ
ろ、俺が解決してやるから」

詩織「…ありがとうございます」



自信満々に言う充
確かに充に相談すれば解決出来る
でも…



詩織「でも大丈夫です」

充「大丈夫って…」

詩織「これ以上…充さんに迷惑かけたく
ないから…」

充「…」

詩織「もう寝ますね」

充「詩織」

詩織「はい」

充「何を悩んでるか言え、命令だ」

詩織「そっ…卑怯ですよ!!」

充「なんとでも言え、でも早く答えない
とペナルティーになるぞ」

詩織「うっ…」

充「ペナルティーで50万か、それとも
お仕置きされる方がいいか」

詩織「それは…!?」

充「…」


ストーリーメニュー

TOPTOPへ