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お金の関係

第8章 痛いだけ



和也「…!?嘘だろう」

詩織「んっ…」

和也「…」



体操着の
首元を緩めた瞬間
普段は服で隠れて見えていなかった
詩織の胸元のある秘密が
はっきり
見えるようになってしまった
それは…



和也「キスマーク、だよな…何個もある
えっ…でも一体誰が…」

充「寝込みを襲うとは…見かけに寄らず
小心者だな、お前…」

和也「九条!?どうし…!?」

充「…」

和也「お前なんだな…詩織にこんな真似
したの…」

充「お前には関係ない」

和也「関係ないって…でもあれは」

充「自分のものだって印を付けただけだ
何か文句あるか?」

和也「自分のものって…」

充「気になるなら後で聞けばいいだろう
直接、詩織本人に」

和也「…」

詩織「んっ…」

和也「!?」

充「及川、お前はもう戻れ」

和也「でも」

充「それとも見たいのか?俺がこれから
詩織と毎日してる事」

和也「…っ」



納得はしてはいなかったが
和也は詩織が目を覚ます前に保険室から
出て行った



充「…」

詩織「んんっ…あれっ…充さん?」


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