お金の関係
第8章 痛いだけ
先生「軽い脳震盪ね、大丈夫、しばらく
すれば目も覚めると思うから」
和也「そうですか」
詩織「…」
倒れた詩織を背負い
保険室にまで運んでくれた和也
ボールを頭に受け
意識を失っていたが軽い脳震盪のようで
そんなに心配する事は
なかった
和也「…」
先生「でも困ったわ…私これから会議で
少し外さなきゃいけないのよ…」
和也「先生、詩織には俺が着いてますか
ら」
先生「本当?助かる…なるべく早く戻る
ようにするから」
和也「…」
会議の為
職員室へ戻った先生
保険室には詩織と和也の二人っきり
しかも詩織は今、意識を失い眠っている
和也自身
寝ている女の子を襲うような
そんな卑劣な性格では
なかったが…
詩織「…んんっ」
和也「詩織?起き…」
詩織「んっ…」
和也「…」
寝苦しいのか
何度も寝返りを打つ詩織
そんな詩織を見ていられず和也は詩織の
服に手をかけた
もちろん
少しでも寝苦しさを解消出来たらと
そんな思いからの行動だった
しかし…