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理香「私、前にお仕事で一度、充さんが
デザインした服を着させてもらった事が
あるんです」

海見「その服、私も見せてもらったけど
とっても素敵なデザインだったよ」

充「ありがとうございます」

鳥谷「彼はまだ高校生ですがデザインの
才能に優れていて将来有望です」

海見「みたいだね」

理香「だから言ったでしょう？」

充「そんな…」

海見「それでどうだね、うちの娘、理香
の印象は？」

充「素敵な女性だと思います、同い年と
思えないほど落ち着いていて…」

海見「そういう意味じゃなくて…」

充「えっと…」

海見「単刀直入に言おう、理香と結婚を
前提に付き合う気はないかな？」

充「結婚を前提に…ですか」

鳥谷「…」

理香「充さん、私じゃ不満ですか？」

充「不満なんて…」

海見「じゃあ娘と付き合ってくれんるだ
ね」

充「…」

鳥谷「充君？」

理香「充さん？」

充「…俺は」