お金の関係
第9章 お見合い話
詩織「…よく…わからないんです」
充「泣いた理由がか?」
詩織「充さん…充さんがいない部屋で…
充さんのいないベッドで一人眠ってたら
泣けてきて…」
充「それは…それは俺がいなくて寂しか
ったって事か?」
詩織「…わかりません」
充「…」
詩織「でも…でも充さんが結婚するかも
しれないって聞いて…ショックを受けた
のは事実です…」
充「…結婚しないよ」
詩織「えっ…でも白石さんは…」
充「白石に何言われたかは知らないけど
俺は彼女とは結婚しない」
詩織「どうして…」
充「さあ…」
詩織「あっ…」
充「どうしてかな?」
詩織「んっ」
理由を聞く前に
充にキスされ押し倒された詩織
唇や頬、首筋や鎖骨、胸元にキスをしな
がら
充は詩織なパジャマのボタンを
一つ一つ外していった
詩織「…んっ」
充「俺とするの…怖いか?」
詩織「…少しだけ」
充「優しくする、これからは優しくする
から」
詩織「充さん…」
充「だからもう泣くな…」
詩織「…はいっ」