テキストサイズ

齟齬

第10章 10




どのくらいの時間が

僕たちに流れただろう。



あわてるな

そう

もっと丁寧に




・・・・・誰かが僕を

自制する。


ペニスの先が

彼女に溶けていく。


すみれの

温かな水に潜る。






針のように

突き刺さる視線を感じ

身体半分は


麻痺したように

動きを止めた。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ